26.02.02
「いい仕事」につながる雑談とは ~オフィス空間が生み出すコミュニケーションの力~
「最近、職場での何気ない会話が減った」 「チームの一体感が薄れている気がする」 そんな声を耳にすることが増えました。
リモートワークの普及やオフィスの効率化が進む中で、 私たちは大切なものを見失いかけているのかもしれません。 それは、日々の業務を円滑にし、 新しいアイデアを生み出す源泉となる「雑談」です。
本コラムでは、パーテーションメーカーとして 数多くのオフィス空間づくりに携わってきた アイピック株式会社の視点から、 「いい仕事」につながる雑談の価値と、 それを促進するための空間設計についてお伝えします。
1. なぜ今、職場の雑談が注目されているのか
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1-1. 働き方改革がもたらした新たな課題
2020年以降、働き方は劇的に変化しました。
テレワークの導入により通勤時間は削減され、 会議はオンラインで効率化されました。 しかし、その一方で失われたものがあります。
それは、エレベーターホールでの立ち話、 給湯室での何気ない会話、 そして廊下ですれ違う際の挨拶です。 これらの「非公式なコミュニケーション」は、 効率化の名のもとに削ぎ落とされてしまいました。
【統計データ】 日本生産性本部の調査によると、 テレワーク実施企業の約68%が 「社内コミュニケーションの減少」を 課題として挙げています。
1-2. 雑談不足が引き起こす組織の問題
雑談が減少すると、組織には様々な問題が生じます。 まず、チームメンバー間の信頼関係が希薄になります。
業務上の連絡は取れても、 相手の人となりや考え方を知る機会が減るためです。
また、若手社員の孤立化も深刻な問題です。 先輩社員との何気ない会話から学べるはずの 暗黙知や組織文化が伝承されにくくなっています。
メンタルヘルスの観点からも、 雑談による心理的なガス抜きの場がないことは 大きなリスク要因となります。
2. 生産性を高める「質の高い雑談」の特徴
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2-1. 心理的安全性を育む会話の力
Googleが実施した「プロジェクト・アリストテレス」では、 生産性の高いチームに共通する要素として 「心理的安全性」が挙げられました。
これは、チーム内で自分の意見を 安心して発言できる状態を指します。
日常的な雑談は、 この心理的安全性を醸成する土台となります。
仕事とは直接関係のない話題を通じて、 互いの価値観や考え方を理解し合うことで、 「この人には何を言っても大丈夫」という 信頼感が育まれていきます。
ポイント:質の高い雑談とは、 単なる時間の浪費ではありません。 相手への関心を示し、 傾聴の姿勢を持つことで、 チームの結束力を高める投資となります。
2-2. イノベーションを生む偶発的な出会い
MITのトーマス・アレン教授の研究によれば、 職場でのイノベーションの多くは、 計画された会議ではなく、 偶発的な出会いから生まれるとされています。
異なる部署のメンバーが廊下で立ち話をしたとき、 思いがけないアイデアの種が見つかることがあります。
これを「セレンディピティ」と呼びますが、 雑談はまさにこの偶然の発見を促す触媒なのです。
【統計データ】 ハーバード・ビジネス・レビューの調査では、 対面でのカジュアルな会話が多い企業は、 そうでない企業と比較して イノベーション創出率が約25%高いという 結果が報告されています。
3. 雑談が生まれるオフィス空間の設計
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3-1. パーテーションで実現する最適な距離感
雑談を促進するためには、 オフィス空間の物理的なデザインが重要です。
完全なオープンスペースでは、 周囲の目が気になり自由な会話がしにくくなります。 かといって、個室に閉じこもっていては 偶発的な出会いは生まれません。
アイピック株式会社では、 「適度なプライバシー」と「開放感」を 両立するパーテーションソリューションを提案しています。
高さや透過性を調整することで、 集中作業とコミュニケーションを 自然に切り替えられる空間が実現します。
例えば、デスク間には低めのパーテーションを配置し、 座った状態では程よい集中感を保ちつつ、 立ち上がれば周囲との会話が自然に始まる。
このような「見え隠れする」距離感が、 雑談のきっかけを生み出します。
3-2. 自然と会話が生まれる動線計画
オフィスの動線設計も、 雑談の発生頻度に大きく影響します。
デスクからコピー機へ、 会議室からトイレへと移動する際に、 自然と人が交差するポイントを意図的に設けることで、 「ついでの会話」が生まれやすくなります。
また、マグネットスペースと呼ばれる 人が自然と集まる場所を戦略的に配置することも効果的です。
コーヒーマシンの近くにスタンディングテーブルを置いたり、 窓際にちょっとした休憩コーナーを設けたりすることで、 短時間の雑談が生まれる環境を整えることができます。

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4. 実践から始める雑談活性化の取り組み
4-1. 今日から始められる3つのアクション
雑談を活性化させるために、 まずは小さな一歩から始めてみましょう。
第一に、朝の挨拶に一言添える習慣をつけることです。 「おはようございます」の後に 「昨日のサッカー見ました?」など、 簡単な話題を振るだけで会話の糸口が生まれます。
第二に、ランチタイムの活用です。 週に一度でも、普段あまり話さないメンバーと 一緒に食事をする機会を設けてみてください。 リラックスした環境での会話は、 業務時間中とは違った発見をもたらします。
第三に、会議の前後に数分の雑談タイムを設けることです。 本題に入る前の軽い会話が、 その後の議論を活発にする効果があります。
4-2. 空間づくりで組織文化を変える
個人の努力だけでなく、 組織として環境を整えることも大切です。 オフィスのレイアウト変更は、 従業員の行動パターンを変える 最も効果的な方法の一つです。
パーテーションの配置を見直すことで、 チーム間の壁を取り払ったり、 逆に必要なプライバシーを確保したりと、 コミュニケーションの質と量を コントロールすることが可能になります。
【統計データ】 オフィス環境の改善を行った企業の約72%が、 従業員満足度の向上を実感しており、 そのうち約半数が生産性向上にも つながったと報告しています。 (一般社団法人日本オフィス家具協会調査より)
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アイピック株式会社は、 パーテーションメーカーとして培った 豊富な経験とノウハウで、 御社のオフィス環境づくりをサポートします。
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